摂取カロリーの決め方|1日の目安の出し方と、下げすぎると続きにくい理由

摂取カロリーの決め方|1日の目安と、下げすぎない考え方

ダイエットを始めるとき、まず迷うのが「1 日に何 kcal 食べればいいか」。ネットで計算してみたら、思ったより低い数字が出て驚いた人もいるかもしれません。

先に結論を書きます。摂取カロリーは、まず国の表で自分の「1 日の目安」を見る。減らすなら、そこから少しだけ。そして 2〜4 週間ごとに、体重と体調で見直す。少なければ少ないほどいい、ではなく、続けられる数字がいちばんです。

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1. まず押さえる 2 つの言葉

言葉 意味
基礎代謝 何もしていなくても、呼吸や体温を保つために体が使うエネルギー。1 日に使う量の約 6 割
1 日の目安(推定エネルギー必要量) ふだんの生活で 1 日に使う量。基礎代謝に、動く量(身体活動レベル)をかけて出す

出典:健康長寿ネット「エネルギー消費量の測定方法」/厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025 年版)」

たとえば標準的な体格の 30〜49 歳の女性なら、ふだんの生活での 1 日の目安は 2,050kcal ほど(男性は 2,750kcal ほど)。思っていたより多い、と感じた人もいるかもしれません。

大事なこと:基礎代謝は、食べる量の目標ではありません。「ここより下にはしない線」として覚えておいてください。食べる量は、1 日の目安の近くにしておくのが基本です。

2. ステップ ①:表で「1 日の目安」を見る

年齢・性別と、ふだんどれくらい動くかで、自分の目安を表から選びます。

年齢 女性 低い 女性 ふつう 女性 高い 男性 低い 男性 ふつう 男性 高い
18〜29 歳 1,700 1,950 2,250 2,250 2,600 3,000
30〜49 歳 1,750 2,050 2,350 2,350 2,750 3,150
50〜64 歳 1,700 1,950 2,250 2,250 2,650 3,000
65〜74 歳 1,650 1,850 2,050 2,100 2,350 2,650

単位:kcal/日。18 歳以上の値です(10 代の方は 6 章を見てください)。出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025 年版)」(堺市「1 日の推定エネルギー必要量」で照合)

動く量(身体活動レベル)の選び方

低
低い
生活のほとんどが座った状態
中
ふつう
座る仕事が中心でも、通勤や買い物で歩く・家事・立ち仕事・軽い運動のどれかがある
高
高い
立ち仕事や移動が多い・活発な運動の習慣がある

この表は、標準的な体格の人の数字です。身長や体重がちがえば、目安も変わります。まずは出発点として使ってください。


3. ステップ ②:減らすなら、目安から少しだけ

ダイエットで食べる量を減らすなら、1 日の目安から少しだけ。一気に大きく下げないのがコツです。

1 日の目安(いまの体を保つ量)
減らすなら、このくらい(目安から少しだけ)
減らしすぎ
基礎代謝の線 ── ここより下にはしない

この記事の提案です。図はイメージで、数字の幅を示すものではありません。

ふだんの食事で言えば、1 日 3 食を抜かずに、1 食を少し軽くするくらいのイメージです。たとえば、おかわりをやめる、甘い飲み物をお茶にする。それくらいで十分です。


4. 下げすぎると、続きにくい理由

基礎代謝を下回るような、大きく減らす食べ方では、次のようなことが起きやすくなります。

起きやすいこと どこからの話か
① 脂肪だけでなく、筋肉や骨、体の水分まで減りやすい。筋肉が減ると代謝が落ちて、リバウンドを招く 神奈川県(極端なダイエットについて)
② たんぱく質やカルシウムなど、体に必要な栄養が足りなくなりやすい 神奈川県(極端なダイエットについて)
③ 運動で使う量に対して食べる量が足りない状態が続くと、月経が乱れたり、骨が弱くなったりする 国立スポーツ科学センター(運動をする女性の研究)
④ お腹がすいた状態が毎日続くと、食事が楽しくなくなり、続けること自体がつらくなる この記事の考え

出典:神奈川県「ダイエットで筋肉まで落とすと、太りやすくなる」/国立スポーツ科学センター「成長期女性アスリート 指導者のためのハンドブック」5.女性アスリートの三主徴

月経が止まったら:運動をしていなくても、月経が止まったり、何か月も来なかったりしたら、婦人科に相談してください。

5. ステップ ③:2〜4 週間ごとに見直す

見直しのチェックリスト(この記事の提案)
  • 2〜4 週間は同じ目安で過ごす。体重は水分などで毎日上下するので、1 日の変化で決めない
  • 体調を見る:だるい・眠れない・寒さがつらい・めまいがする・食べ物のことばかり考える・月経が乱れる → 目安を上げるサイン
  • 変えるときも、大きく下げずに少しずつ
  • 体調がすぐれない日が続くときは、医療機関に相談

国の基準(日本人の食事摂取基準)でも、食べる量と使う量のつり合いは、表の数字ではなく BMI(体格)で見ていくとされています。表の数字は、あくまで出発点です。「2〜4 週間」という期間は、この記事のおすすめです。

体重が思うように動かないときの見分け方は、停滞期の記事でくわしく書いています。


6. 無理をしないために

食べること自体が、つらくなったら:「もっと減らさなきゃ」と強く思うとき、食べたあとに強い罪悪感があるとき、食べたあとに吐く・下剤を使う・食べた分を運動で取り消そうとするとき、食べ物やカロリーのことが頭から離れないときは、ひとりで抱えずに、医師(かかりつけ医・心療内科・精神科)や管理栄養士、摂食障害全国支援センター「診療連携・相談窓口」などに相談してください。
  • 10 代の方:体が成長する時期です。ダイエットのために食事を減らさず、気になることは家族や保健室の先生、かかりつけの医師に相談してください
  • 妊娠中・授乳中の方:必要な量が増える時期なので、ダイエットのために減らさず、医師や助産師の話を優先してください
  • 65 歳以上の方:減らしすぎると筋力が落ちやすい年代です(国の基準も、目標とする BMI の下限をほかの年代より高めにしています)。減らす前に医師に相談してください
  • 持病で食事の指導を受けている方、糖尿病の薬やインスリンを使っている方:減らすと低血糖になることもあります。自分の判断で減らさず、主治医に相談してください
  • もともとやせている方、医師に「やせ」と言われている方:ダイエットのために食べる量を減らす必要はありません

7. まとめ

摂取カロリーの決め方
  • 基礎代謝=何もしなくても使う量、1 日の目安=ふだん使う量
  • ① 表で、自分の 1 日の目安を見る(まずは出発点)
  • ② 減らすなら少しだけ。目安の近くで、基礎代謝は下回らない
  • ③ 2〜4 週間ごとに、体重と体調で見直す
  • つらくなったら、ひとりで抱えない

低い数字ほどいい、ではなく、続けられる数字が、いちばんです。


1 日の目安も、考えなくていい。FIT LOGIC

FIT LOGIC は、目標を入れるだけで AI が食事・トレーニング・ケアを提案するアプリです。

  • 年齢・身長・体重・動く量を入れると、選んだペースに合わせた 1 日の目安が出ます。減らす分はもう計算に入っているので、そこからさらに減らす必要はありません。ペースはあとから変えられます
  • アプリが出す 1 日の目安は、基礎代謝を下回らないように作られています(体を守るための下限があります)
  • 記録した体重に合わせて、今週の目安を少しずつ計算し直します(1 週で大きく下げることはありません)。体重の減り方が速すぎるときはペースを落とす提案を、目標日に間に合いそうにないときは到達日を延ばす提案をします。食べる量を減らす方向の提案はしません。体調は、あなたの感じ方を優先してください
  • 記録は撮る・書く・話すだけ(数字は AI の推定による目安です)

3 日間は無料で、終わる前日にお知らせします(はじめての方のみ)。その後は月額 ¥1,680/年額 ¥16,800(税込・自動更新)。無料期間が終わる 24 時間前までに iPhone の設定から解約すれば、料金はかかりません。

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FIT LOGIC の提案は医療のアドバイスではありません。10 代の方、妊娠中・授乳中の方、65 歳以上の方、持病で食事の指導を受けている方、糖尿病の薬やインスリンを使っている方、もともとやせている方は、自己判断で食事を減らさず、医師や管理栄養士に相談してください。


出典

  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025 年版)」策定検討会報告書(推定エネルギー必要量・参照体重における基礎代謝量・目標とする BMI)
  • 堺市「1 日の推定エネルギー必要量」(2025 年版から抜粋)
  • 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「エネルギー消費量の測定方法」
  • 岡山県「『日本人の食事摂取基準(2025 年)』を活用した栄養管理」(令和 7 年度給食施設研修会資料)
  • 神奈川県「ダイエットで筋肉まで落とすと、太りやすくなる」
  • 国立スポーツ科学センター「成長期女性アスリート 指導者のためのハンドブック」5.女性アスリートの三主徴

この記事を書いた人

Middles 代表/FIT LOGIC 開発者

NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナー)。パーソナルトレーナーとして対面指導を行ってきた経験から、「続かないのは意志ではなく設計の問題」という考えに至り、判断を AI に任せるフィットネスアプリ FIT LOGIC を開発・運営しています。極端を避ける「中道」を指導哲学の軸にしています。

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