「AI が食事や運動を決める」と聞いて、便利そうだと思う一方で、「それって危なくないの?」と感じるのは健全な反応です。AI は体を見ていませんし、間違えることもあります。
この記事は、AI フィットネスアプリを作っている側として、安全のために何を設計し、何を AI にやらせないと決めたかを公開するものです。使う側が他のアプリを選ぶときの確認点としても使えるように書きます。
1. まず、AI にやらせないと決めたこと
AI フィットネスアプリは医療機器ではありません。この線を最初に引かないと、便利さが危うさに変わります。
2. 安全レンジ:極端な提案を出さない仕組み
| 項目 | 設計 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 日の食事量 | 成人の一般的な下限を大きく下回る提案を出さない。目標を厳しく設定しても、提案側で下げ止まる | 極端な制限は筋肉を落とし、リバウンドと健康リスクを高める |
| 減量ペース | ゆるやかなペースを前提に組む。「1 週間で大きく」は出さない | 急な減量は続かないうえ、体調を崩しやすい |
| 提案の言い方 | 「食べちゃダメ」ではなく「これを足そう」。禁止語を使わない | 否定的な提案は食行動を乱しやすい |
| トレーニング強度 | 初心者は低〜中強度から段階的に。痛みがあれば休む選択肢を必ず出す | けがの多くは「急に上げた」ことで起きる |
| 体重の扱い | 体重を主役にしない。習慣と体感の変化を中心に見せる | 毎日の体重に一喜一憂すると、極端な行動につながる |
3. 特別集団への配慮:最初に聞いて、提案を抑える
AI が一律に提案してはいけない人がいます。妊娠中・授乳中の方、持病(糖尿病・心疾患・腎疾患など)や摂食障害の既往がある方、未成年、極端に低体重または高体重の方です。
注意:アプリ側で配慮していても、上記に当てはまる方は、アプリの提案より医師や専門家の指示を優先してください。アプリは相談の代わりにはなりません。
4. 使う側が確認したい 5 つの点
- 目標を極端に設定しても、提案が極端にならないか(下げ止まりがあるか)
- 「食べちゃダメ」ではなく「これを足そう」の言い方か
- 体調が悪い日・痛みがある日に、提案から外れる選択肢が用意されているか
- 妊娠中・持病・未成年について、最初に確認して専門家に誘導する仕組みがあるか
- 「医療行為ではない」ことが、利用規約や画面内に明記されているか
5 つとも満たしているアプリは多くありません。逆に言えば、ここを確認するだけで、危ういアプリはかなり避けられます。
5. まとめ:安全とは「極端を出さない」と「人に返す」
- AI に診断・治療・極端な提案はさせない
- 安全レンジ:食事量・減量ペース・言い方・強度・体重の扱いに下げ止まりを設ける
- 特別集団:最初に聞いて、提案を抑えて、専門家に返す
- 使う側は 5 つの確認点で見分けられる
便利さと安全は両立できます。ただし、それは設計で担保するものであって、AI の賢さで担保するものではありません。
安全レンジと配慮を、設計に組み込んだ。FIT LOGIC
FIT LOGIC は、必要な項目を入力するだけで AI が食事・トレーニング・ケアを提案するアプリです。この記事で書いた設計は、そのまま FIT LOGIC の中身です。
- 極端な制限は出ない安全レンジ設計
- 妊娠中・持病・未成年・極端な体格は最初に確認し、専門家への相談を案内
- 体重を主役にしない。習慣と体感の変化を見る
- 月額 ¥1,680・年額 ¥16,800・3 日間無料
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