停滞期?それとも誤差?体重が減らないときの見分け方と、止まったときの過ごし方

ダイエットを続けていて、体重がぴたりと減らなくなった。これって停滞期?それとも、ただの誤差?

ここで食べる量をもっと減らしたり、「もうやめようかな」と思ったりする前に、見てほしいことがあります。この記事では、停滞期か、ただのゆれかを記録で見分ける方法と、本当に止まったときの過ごし方を整理します。動画でも同じ内容をまとめています。

この記事は一般的な健康情報で、医療のアドバイスではありません。

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1. 体重は、毎日ゆれる

水
水分
汗をかいた日や、塩気の多い食事のあとなどで、増えたり減ったりすることがある。朝と夜でもちがう
食
食べたもの
その日に食べたものが、まだおなかの中にある分も体重に入る
律
体のリズム
便通や、月経の前後でも変わりやすい
ポイント:「きのうより増えた」「きょうは減った」という 1 日ごとの数字は、ゆれの中の 1 点です。体の脂肪が増えた・減ったとは限りません。

2. 1 日ではなく、1 週間で見る

見分けるための見方
  • 毎日測る人は、1 週間の平均を出して、先週の平均とくらべる
  • 測るなら、朝起きてトイレのあとなど、できるだけ同じ時間・同じ条件で
  • 数字を見ると気持ちがゆれる人は、測るのを週 1 回にしても、しばらくお休みしてもいい
  • 見るのは 1 日の上がり下がりではなく、ここ数週間の「向き」

ここ数週間の向きがほとんど変わっていないときに、はじめて「止まっているのかな」と考えます。数日の上がり下がりで判断を変える必要はありません。


3. 体重以外の記録を見る

記録 見ること
食事 いつもと同じように食べられているか(減らしすぎていないか)
動いた量 歩いた・トレーニングした量は、先週とくらべてどうか
睡眠 寝た時間・寝起きの感じ
体の感じ 階段の上り下り、寝起き、日中の疲れにくさ(これも大事な記録)

体重が動かない週でも、ほかの記録を見ると、ちゃんと続いていることが見えてきます。


4. 止まっても、減らさない。変えるなら 1 つだけ足す

まず、体重が止まるのは失敗ではありません。いまの体重を保てていることも、ひとつの結果です。もともとやせ気味の方や、もう十分に減っている方は、これ以上減らす必要がないこともあります。

止まったときに、しないこと

  • 食べる量を、さらに減らす
  • 主食や、食事そのものを抜く
  • チートデイで抜けようとする
  • 食べすぎた次の日に、食事を抜く・運動で取り返す
  • いくつも同時に変える

変えるなら、1 つだけ足す

  • 歩く時間を、少し足す
  • たんぱく質のおかずを、1 品足す
  • 寝る時間を、少し早める
  • 変えたら、しばらくそのまま(2 週間ほどが目安)

食べる量を減らして体重が減ってくると、体が使うエネルギーも下がっていくことが知られています[1]。体が、いまの状態を守ろうとする、自然なはたらきです。そこからさらに減らすと、おなかがすきやすくなったり、つらくなったりして、続かなくなりがちです。チートデイと呼ばれる「たくさん食べる日」をつくる方法も聞きますが、ここではすすめません。まずは、ふだんの食事を減らしすぎていないかを見直してください。反対に、食べすぎた日があっても、次の日に食事を抜いたり、運動で取り返したりしなくて大丈夫です。

いくつも同時に変えると、何が合っていたのか分からなくなります。1 つ変えたら、しばらくはそのまま続けてみましょう。週の平均を 2 回くらべられる 2 週間ほどが、ひとつの目安です。それでも向きが変わらなくても、食べる量を減らしたり、足すことを増やし続けたりはしません。続けられていれば、それで十分です。


5. 続いた日を数える

停滞期は、やめたくなる時期でもあります。でも、体重が動かない週でも、記録した日・歩いた日・ちゃんと寝た日は積み上がっています。その続いた日を数えてみてください。続いていること自体が、いちばんの土台です。記録できない日があっても、積み上がった日はなくなりません。


6. こんなときは、医療機関へ

注意:次のようなときは、記録で見分けるより先に、医療機関に相談してください。

  • 短いあいだに体重が急に増えた・減った、むくみや息切れがある
  • めまい・だるさ・冷え・抜け毛など、体調の変化が続く。月経が乱れている
  • 食べることがつらい・こわい、体重のことで頭がいっぱいになる(ひとりで抱えずに、医療機関や相談窓口へ)
  • 持病がある、薬を飲んでいる(自分で食事を減らす前に医師に)
  • 妊娠中・授乳中(体重を減らすための食事の調整はせず、医師や助産師に)
  • 10 代の成長期の方・高齢の方(自分の判断で食事を減らす前に医師に)

食べることや体重のことで、つらさが続くときの相談先:

  • 摂食障害全国支援センター「摂食障害 情報ポータルサイト」の「診療連携・相談窓口」(支援拠点病院・精神保健福祉センター・電話の「相談ほっとライン」)

7. まとめ

  • 体重は毎日ゆれる。1 日の数字で決めない
  • 1 週間の平均と、体重以外の記録で、ここ数週間の向きを見る
  • 本当に止まったら、減らさずに 1 つだけ足して、しばらく続けてみる
  • 続いた日を数える

出典

[1]Rosenbaum M, Leibel RL. Adaptive thermogenesis in humans. Int J Obes (Lond). 2010;34 Suppl 1:S47-55


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FIT LOGIC の提案は医療のアドバイスではありません。体調に不安があるときは、医師に相談してください。

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この記事を書いた人

Middles 代表/FIT LOGIC 開発者

NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナー)。パーソナルトレーナーとして対面指導を行ってきた経験から、「続かないのは意思ではなく設計の問題」という考えに至り、判断を AI に任せるフィットネスアプリ FIT LOGIC を開発・運営しています。極端を避ける「中道」を指導哲学の軸にしています。

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