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「AI 搭載」と書かれたフィットネスアプリは、最近とても増えました。ただ、同じ「AI」でも中身はさまざまで、どれを選べばいいのか分かりにくいのが正直なところです。
この記事では、AI フィットネスアプリを 記録型・相談型・提案型の 3 つ に分けて選び方を整理し、無料体験のあいだに確かめたい 5 つと、自動更新・解約の確かめ方までまとめます。私自身が提案型のアプリを作っている側なので、その立場からの見方であることは先に書いておきます。選ぶときの見方は、どのアプリにも使えるようにしました。
1. AI は何をしているのか
AI フィットネスアプリで AI がやっていることは、大きく 3 つです。
体を動かすのは、あくまで自分です。AI は、その前の「考える手間と迷い」を減らしてくれる道具だと考えると、選ぶときの軸がはっきりします。
2. 3 つの型:AI の役目で分かれる
| 記録型 | 相談型 | 提案型 | |
|---|---|---|---|
| AI の役目 | 入力をラクにする | 質問に答える | 先に案を出す |
| ユーザーがすること | 記録し、自分で判断する | 質問を考え、答えを実行する | 案を見て、できる範囲で取り入れる |
| 使わないと起きること | データが途切れる | 何も起きない | 翌日の案が変わる |
| 向いている人 | 数字を見て、自分で考えたい | 知りたいことがはっきりある | 毎日何をするか考えるのにつかれた |
| 気をつけたいこと | 次にどうするかは自分で決める | 聞かないと何も出てこない | 合わない日は外す。不安なときは医師に相談する |
記録型 は、写真からカロリーを推定したり、トレーニングの回数や重さを残したりするのが中心です。数字を見て自分でメニューを組める人には、いちばん自由度が高い型です。写真の推定は料理によってずれるので、数字は目安として見ます。
相談型 は、チャットで「ひざにやさしいメニューは?」と聞けるタイプです。汎用の対話 AI をそのまま使う人も多く、知りたいことがはっきりしているときには強力です。一方で、こちらから聞かなければ何も起きません。
提案型 は、目標と記録から、きょうの食事や運動の案を先に出すタイプです。質問も分析もせず、案を受け取ります。自分で組み立てるのが好きな人には、提案が余計に感じられることもあります。
3. 選び方:自分が「どこで止まる人か」で決める
- 数字を見るのが好きで、自分で分析できる → 記録型
- 知りたいことがはっきりあって、聞けば実行できる → 相談型
- 記録はできても「次に何をするか」で止まる → 提案型
- 何を聞けばいいか分からない → 記録型か提案型
どの型が上、ということはありません。型は組み合わせて使ってもかまいません。ふだんはアプリで記録と提案を受けて、知りたいことが出てきたときだけ対話 AI に聞く、という使い分けも十分ありです。食事のアプリを例にした 3 つの型のくわしい比較は、AI ダイエットのやり方の記事でまとめています。
4. 無料体験で確かめる 5 つ
多くのアプリには、無料で試せる期間があります。その数日を「なんとなく触って終わり」にしないために、次の 5 つを確かめてください。
- ① 始めるまでの手間:最初の入力に何分かかったか
- ② メニューが極端じゃないか:はじめての人に強すぎない/休みの日が入っている/「痛みが出たら中止」と書いてある/食事の案が極端に少なくない/短い期間で体重を大きく落とすことをすすめない
- ③ ふだんの 1 日を、そのまま記録してみる:写真・文字・声のうち、いちばんラクな方法で残せるか
- ④ 体調への配慮:合わない日に提案を外せるか/体調がすぐれないとき、持病がある方や妊娠中の方に、医師への相談を案内しているか
- ⑤ データと料金:集めるデータの種類とトラッキングの有無/料金・無料期間・自動更新
① 始めるまでの手間。 最初の入力で疲れるアプリは、毎日の記録でも疲れがちです。
② メニューが極端じゃないか。 運動だけでなく、食事の案が極端に少なくないか、短い期間で体重を大きく落とすことをすすめてこないかも見てください。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」(成人版)では、筋力トレーニングは週 2〜3 日が推奨されています[1]。これは目安で、上限ではありません。それでも、休みなしで強いメニューが毎日びっしり出てきたら、いったん間をあけて使いましょう。
③ ふだんの 1 日を記録してみる。 特別にがんばる日ではなく、いつもの 1 日で試すのがコツです。続けられるかどうかは、ふだんの日に決まります。
④ 体調への配慮。 提案型を選ぶなら、ここがいちばん大事です。提案が合わない日に外せる余地があるか、専門家への相談を案内する仕組みがあるかを見てください。
⑤ データと料金。 App Store のアプリのページでは、そのアプリが集めるデータの種類や、それがあなたと紐付けられるか、トラッキングに使われるかを、入れる前に確認できます[2]。これは開発元の申告にもとづく表示です。気になるときは、アプリのプライバシーポリシーも読んでみてください。料金や無料期間、そのあとの自動更新は、アプリによってさまざまで、変わることもあります。かならず公式の案内で確かめてください。
この 5 つを満たしていても、安全が保証されるわけではありません。合わないと感じたら、やめたり、変えたりしてください。
5. 自動更新と解約の確かめ方(iPhone)
無料期間のあとは、自動で有料のプランに切り替わるアプリが多いです。続けないと決めたら、早めに解約しましょう。
「サブスクリプションをキャンセル」のボタンは、下にスクロールすると出てくることがあります。ボタンが出ないときや、期限切れのメッセージが赤字で出るときは、すでに解約済みです[3]。
Apple の案内では、無料トライアルを更新しない場合は、トライアルが終わる 24 時間以上前に解約するよう案内されています[3]。ぎりぎりにならないように、始めた日に、終わる日の 2 日前をカレンダーにメモしておきましょう。
6. AI フィットネスと上手につきあう 3 つ
- 小さな判断は、案を出してもらう:きょうのメニューの候補や、何回やるか。毎日くり返す小さな判断は、AI に案を出してもらうとラクになります
- 数字と案は、目安:消費カロリーや、写真から出るカロリーは推定です。AI の案も、間違うことや、あなたの体に合わないことがあります。だいたいの流れを見るくらいでちょうどいい。数字が気になって苦しくなるときは、見るのをお休みしてもかまいません
- 痛みと体調は、自分の体で決める:じんわりした疲れはふつうでも、ぴりっとした痛みや関節の痛み、めまい、動悸があれば、その日はやめてください。胸の痛みや強い息苦しさ、気が遠くなる感じがあるときはすぐにやめ、治まらなければ救急車を呼んでください
7. まとめ
- AI フィットネスアプリは、AI の役目で記録型・相談型・提案型に分かれる
- 型は「自分がどこで止まりやすいか」で選ぶ。組み合わせてもいい
- 無料体験では、ふだんの 1 日で 5 つを確かめる
- 続けないと決めたら、トライアルが終わる 24 時間以上前に解約(メモは 2 日前に)
- 痛みと体調は、AI ではなく自分の体で決める
「AI 搭載」は入口であって、中身ではありません。中身で選んでください。
提案型の AI フィットネスアプリ。FIT LOGIC
FIT LOGIC は、目標を入力するだけで、AI がきょうのトレーニング・食事・ケアの案を出す「提案型」のアプリです。
- 強度(★1〜5)・部位・道具を選ぶだけで、AI がトレーニングメニューを組む。強度は、はじめは軽めから選べる
- 食事は、写真を撮るか料理名を打つだけ。AI がカロリーと PFC を推定
- 休みの日も自分で決められる。トレーニングを続けて記録していると休むことも勧めるが、休むかどうかは自分の体の調子で決める
- 記録するたびに、エムロンという小さな相棒が少しずつ集まる
月額 ¥1,680/年額 ¥16,800(税込・2026 年 10 月時点)。はじめての方は、どちらも 3 日間無料。無料期間が終わると自動で有料に切り替わり、料金がかかります(年額は 1 年分をまとめて)。続けない場合は、終わる 24 時間以上前に iPhone の設定から解約してください。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」
- Apple Developer「App Store でのアプリのプライバシーに関する詳細情報の表示」
- Apple サポート「Apple のサブスクリプションを解約する」



