PMS とダイエット
「生理前になると食欲が止まらない」
「むくみで体重が +2kg、毎月落ち込む」
「イライラと甘いもの欲で、ダイエットがリセットされる」
毎月やってくる、生理前の PMS(月経前症候群)。 ダイエットを続ける女性にとって、これは 最大の難所 の 1 つです。
でも、PMS 期間に体重が増えるのは「あなたの意志の弱さ」じゃありません。 ホルモンの自然な変化 によるもので、体は そういう仕組み でできています。
このコラムでは、PMS で起きていることを整理して、無理なく整える食事・運動・休息の考え方をまとめます。
1. PMS で体重が増えやすくなる、3 つの理由
生理前の体では、こんな変化が起きています。
具体的には:
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)の増加:水分を体に溜め込みやすくなる → むくみ +1〜3kg
- セロトニン(幸せホルモン)の低下:気分が落ち込み、甘いもの・炭水化物欲が強くなる
- 血糖値の不安定:インスリンの効きが悪くなり、食後の眠気・空腹感が強くなる
つまり、PMS 期間の「食べたい」は、心じゃなく体からのサイン。 ここで自分を責めるんじゃなく、「体がそういう時期だ」と受け止める方が、結果的にダイエットは続きます。
2. PMS 期間に起きやすい、5 つの変化
自分の体に何が起きているかを把握すると、対処がしやすくなります。
- 食欲が普段より明らかに増す
- 体重が 1〜3kg ほど増える(数日で戻る)
- むくみで脚・顔が膨らんで見える
- 甘いもの・しょっぱいものを無性に欲しがる
- 眠気が強く、集中力が落ちる
- 気分の波・イライラ・落ち込み
- 胸の張り・お腹のはり・腰痛
これらは 正常な反応。むしろ「自分の周期がちゃんと動いている証拠」と捉えてあげてください。
3. PMS 期間の食事の整え方
PMS の時期は「減らす」より「整える」がキーワード。 特に たんぱく質・マグネシウム・鉄 を意識すると、体と心の波が穏やかになります。
おすすめの食材
| 栄養素 | おすすめ食材 | 取り入れ方 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 鶏むね肉、卵、納豆、豆腐、サバ缶 | 毎食、手のひら 1 枚分 |
| マグネシウム | アーモンド、豆腐、ひじき、玄米、バナナ | 1 日 1〜2 品 |
| 鉄分 | 赤身肉、レバー、あさり、ほうれん草 | 週 2〜3 回 |
| カリウム(むくみ対策) | バナナ、アボカド、納豆、ほうれん草 | 毎日 1 品 |
4. PMS 期間の運動と休息の設計
PMS 期間に「いつも通りの運動」を求めると、体も心もつぶれます。この時期だけは「ゆるめる」が正解。
「無理する vs 整える」の違い
無理する PMS 期間
- 体重増を「太った」と決めつけ食事を制限
- 普段通りの運動を強行
- 甘いもの欲を全力で我慢
- 結果:ドカ食い・挫折・自己嫌悪
整える PMS 期間
- 体重増は「水分」と理解、生理後に戻る
- 運動強度を 50% に落とす
- たんぱく質 + ナッツで甘いもの欲を分散
- 結果:気分の波が穏やか、生理後に再加速
5. 「PMS 期間はキープでいい」と決めておく
PMS 期間に 痩せようとしない こと。これが意外と大事です。
- 目標を「キープ」に切り替える:生理後の卵胞期に再加速すれば OK
- 体重計は週単位 or 7 日移動平均で見る:日々の数字に振り回されない
- 生理開始日を記録:PMS 期間のパターンが見えてくる
- 完璧を捨てる:80% でいい、できない日があっていい
6. まとめ:自分の波と、付き合っていく
PMS は、女性の体に毎月訪れる 自然なリズム。 無理に逆らうより、波の存在を認めて、乗り方を覚える ことが整える第一歩です。
- 生理前の体重増は、ほぼ水分(脂肪じゃない)
- 食事は「たんぱく質 + マグネシウム + 鉄」
- 運動は強度 50%、休息は最低 7 時間睡眠
- PMS 期間は「キープ」、生理後に再加速
- 強い症状が続けば必ず婦人科に相談
毎月の体の変化を「敵」じゃなく「お知らせ」と捉えると、ダイエットの景色が変わります。 焦らず、自分のペースで、自分の周期と仲良くなっていきましょう。
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